動物病院併設のペットホテル:「病院がある」と「夜に獣医師がいる」は別

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動物病院と一緒になったペットホテルは、預けている間に具合が悪くなったとき、すぐに獣医師に診てもらえるのが強みです。ただ、「病院がある」ことと「夜に獣医師やスタッフがいる」ことは別の話です。病院の診療時間が終われば、病院にも人がいないことがあります。預ける前に、病院との関係と、夜に具合が悪くなったときの流れを店に聞いてください。

病院との関係の4つの形

形 中身 確かめたいこと
病院が運営 動物病院が自分の病院の中で預かる 夜に獣医師か看護師が病院にいるか。入院中の動物と同じ部屋か
同じ建物に病院 ホテルと病院の運営は別でも、同じ建物に病院がある ホテルの犬を病院がすぐ診てくれる取り決めがあるか。病院が閉まっている時間はどうするか
提携病院あり 近くの動物病院と提携している 提携の中身(往診、優先して診てもらえる、紹介だけ)。病院までの距離と、誰が連れて行くか
なし・未公表 病院との関係を公開していない 具合が悪くなったら、どこへ、誰が連れて行くか

2026年10月21日に港区の泊まりの預かり11件の公式サイトを読んだところ、病院との関係の書き方は「毎日獣医師が診察し、看護師が日々のケアを行ないます」(病院が運営)、同じ建物の病院のスタッフと一緒にバックアップする(同じ建物)、「動物病院・獣医師との提携」(提携)、獣医師による「応診サービス」(獣医師が店に来る形)など、さまざまでした。これらの記載からは、夜に獣医師がいるかまでは分かりませんでした。

「病院の預かり」と「入院」

病院で犬を預かるときは、健康な犬を預かるホテルとしての預かりと、治療のための入院があります。ホテルとしての預かりでは、料金、散歩、過ごす部屋が入院とは違うことがあります。病院で預ける場合は、どちらの扱いになるのかを聞いてください。

動物病院は、開設したときに都道府県知事に届け出ることになっています(獣医療法第3条)。ペットホテルとして動物を預かる事業には、これとは別に、動物の「保管」の登録があります(動物の愛護及び管理に関する法律第10条第1項)。病院が預かりをするときの扱いについて、環境省と東京都の説明は見つけられませんでした。埼玉県は、動物病院が業として保管を行っている場合は登録の対象になると案内しています(埼玉県の案内)。

港区では、名前に「動物病院」「クリニック」「動物医療センター」などが入る事業所のうち17件が、東京都の登録簿に「保管」の登録をしています(東京都 第一種動物取扱業者登録簿、令和8年10月1日時点)。登録があっても、一般の飼い主向けにホテルとしての預かりをしているとは限りません。このサイトでは、病院の公式の発信で預かりを確かめられたものだけを載せます。

夜に具合が悪くなったら

夜に獣医師がいない店や病院では、夜に犬の具合が悪くなると、夜間に診てくれる別の動物病院に連れて行くことになります。

東京都獣医師会は、獣医師会の当番制の夜間診療を2018年3月31日で終え、今は夜間にいつも対応している動物病院を案内しています(東京都獣医師会「夜間の診療について」)。2026年10月21日時点で案内されているのは6施設で、うち1つは往診専門、港区の施設はありません。同じページでは、受診の前に電話をすること、予防注射など急ぎでない診療は受けないことが書かれています。

獣医師会の動物病院検索では、区や曜日で病院を探せます。ただし載っているのは会員の病院だけで、都内のすべての動物病院ではありません。

預け先には次のことを聞いておくと、夜の流れが分かります。

このサイトでは、各店のページに、病院との関係と、夜間に診てもらえる病院までの距離を載せていきます。

治療の同意と費用

旅行中は、店からの電話にすぐ出られないことがあります。連絡がつかないときに、店がどこまで治療を進めてよいかを、預ける前に決めておくと迷いません。

こうしたことを書く同意書があるかを店に聞き、なければメモにして渡しておきます。

持病のある犬、シニア犬

持病のある犬やシニア犬で、病院のあるホテルを考えている場合は、病院があるかだけでなく、次のことを具体的に聞いてください。

このサイトの運営者の犬は8歳です。サービスが良く、日中ずっと遊んでくれるホテルに預けたところ、帰ってからかなり疲れて体調を崩しました。シニア犬は、長く預ける前に短い日程で試しておくと安心です。

店に聞くこと

年末年始は、かかりつけや提携先の病院が休みのことがあります。その時期に預けるときは年末年始に犬を預けるもご覧ください。

出典